実は先日、母が施設で転倒しまして。
後頭部から出血。
意識はしっかりしていたものの、後頭部を打っているので念のため病院へ。
夜遅くだったので救急車で救急病院に行くことになりました。
実は母と救急車に乗るのは2度目なんですが、意識レベルを確認するために、本人にいろいろ質問するじゃないですか。
今回も、救急隊員に「この受け答えだと、非常に危険な状態ですが……」みたいなこと言われました。そりゃ認知症ですからね……。これがいつも通りです。
結果、5針縫って、CTの結果は異常なし。
後頭部の他には怪我もなし、ということで、一安心。
骨折してなくて、不幸中の幸いでした。
母はいつもより穏やかでした。
転倒の時にだいぶショックを受けていたようだと聞いていたので、転倒したことは忘れてしまったにしても、まだびっくりしているのかもしれないなぁと思いました。
けっこうな待ち時間があったのですが、穏やかだったため助かりました。
そして翌日、同じ病院へ消毒に。
やはり穏やかでしたが、昨日より待ち時間は全然少なかったにも関わらず、最後は「もうやだやだやだやだ!」と機嫌が悪くなってしまい、ちょっとヒヤヒヤしました。
そして1週間後に抜糸。
「痛い痛い」と、ちょっと抵抗した母でしたが、私が隣で必死になだめて、手を握り励まし続けたらなんとか持ち直し、無事終了。
母、がんばりました!
きっともう転倒したことも、後頭部に大きな傷があることも、忘れてしまっているのかもしれませんが。
で、この日に気づいたのですが、なんかちょっと母がいつもより元気なのです。
時々歌なんか歌ったり手拍子したり。
大きな病院で待合室が広く、人もたくさんいてざわざわとしていたので、母が歌を口ずさんでもあまり迷惑になることがなく、よかったですが、ちょっとドキドキしました。
転倒してから、母に会いにいった兄からのメールで「なんか前より元気になってない?」と聞いていたので、このことか、と思いました。
打ちどころがよかったのでしょうか……。
基本穏やかな母ですが、退屈させないようにとずっと話しかけたり、イライラしてきてるなぁと思ったら、時々気晴らしに歩いて、外を走る車を見せたりと、待ち時間が一番大変な通院でした。
それにしても、本当に骨折しなくてよかった!
骨折してしまったら、きっと衰えるのは早いと思うので。
施設の職員さんは、皆さん本当に親切にしてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもありがとうございます。