くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

リライトをするか問題

GW前にしようと思ってた振込をすっかり忘れてて、GW明けの今日もまるっと忘れてしまっていたけれど、どうやら今日はめちゃ混みだったらしいので結果オーライなクミタです。
明日は必ず振り込む!

今日は、2013年に出版した、私の処女作である『記憶の森の魔女』について、少し思うところがあり、記事にしてみます。
めっちゃ短いお話ですが、私が小説というものを初めて書いた、自分の中では思い出深い作品であり、唯一、たくさんの人に読んでもらいたいと思って書いたお話になります。
(それ以外は、自分が読みたい!と思う本を書いている)

ただ、何年か前に読み直した段階ですでに、うわああと目を覆いたくなるくらいにつたない文章で(そう感じるということは、少しでも上達しているのかなとプラス方向に考える!)、何度か「リライトした方がいいかな」と考えたことがある作品です。 レビューの評価もあまり良くないですし、実は平成最後にいただいたレビューが『記憶の森の魔女』であり、そのレビューでは「結末にガッカリ」と書いてあり、ガックリしてしまいました。
ガッカリさせてごめんなさい(´;ω;`)

文章のつたなさも、何度か言われているところなんですよね。
でも、リライトしようと思いながらも、それをしない理由として、

1.アメリカではとても高評価をいただいているということ
2.実体験を盛り込んだ話なので、当時の熱が冷めている今書いたら熱が下がってしまうのではという不安
3.リライトすることにより、処女作ではなくなるような、2013年の作品ではなくなるような

と、そんなところで迷っています。
1.については、なぜかアメリカでは本当にありがたい評価をいただいていて、日本とは真逆な感じなのですよね。

The witch in woods of memory (Japanese Edition)

しかもアメリカでなぜかこの本だけ初期から売れ続けていて(当社比)、恐らくそれがきっかけで、徐々に『今度君に逢えたら』も読まれるようになり、最近では『七月、きみのとなりに』も、ジャパニーズカテゴリに時々登場するようになりました。
(まだ『行き先はきくな』にはつながってないっぽい。今後つながるといいな!)

2.は、単純に、執筆中、本当に苦しくて辛くて、そんな気持ちを抱えながら書いていて、でもきっと今書いたら、もっと落ち着いた気持ちで書くことになり、文章はマシになるかもしれないけれど、なんというか、小説に込めたものが薄れてしまうのではないかという不安。

3.これは電子書籍だから簡単にできることで、修正が簡単にできてしまうけれど、一度修正したら、以前のものはこの世から本当に消えてしまうこと。
(紙ならば、初版として残るけれど)
誤字・脱字の修正はもちろん、どんどんすべきですが。

なので、つたない文章で出版し続けて、なんだか恥ずかしいという思いと、でも、確かにその当時の私の精一杯の作品であり、思い入れが強く、そこで何度もユラユラと気持ちが揺れています。
(とはいえ、アメリカでも低評価だったら、速攻書き直していたかもしれないけれどw)

そう、ユラユラと揺れていたのですが、今日、決心しました。
いつかリライトして、その出来が2013年のものよりも良い、と自分が思えるものになった時、『記憶の森の魔女 ○○年版』として、新しく出版しよう!そうしよう!

というわけで、特に何もする予定はありませんが、5月10日、『記憶の森の魔女』は7年目に突入します!
初々しい頃のくみたが読みたいそこのあなた! よろしかったらよろしくね☆

記憶の森の魔女
新月ブックス
2013-05-10
くみた柑

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