くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

自虐ネタを使う心理

日本には謙遜する文化があって、もちろんマウントをとるよりも謙遜する方が良いのですが、ときに謙遜しすぎると相手を不快にさせてしまうこともあり、日本語って、日本文化って、人とのコミュニケーションって、難しいなと思います。

「つまらないものですが」とか「お口に合うかわかりませんが」って言葉も、自分は良いと思って選んで渡しているのに、その矛盾が気持ち悪くて早々に使わなくなりました。そんなん言われる相手もいい気持ちしないじゃん?って思ってしまう。

私から時々出るネガティブな言葉は自信のなさからくるものが大半なのですが、私が自分のことを「アホのくみた」とか「凡人」というのは、「自虐ネタとして笑いとばしてほしい」が半分、「いやしかし本当のことだし」が半分。
自分から自分のハードルを下げておくほうが気持ち的に楽なんです。自衛なんです。自信ないんです。自己肯定感低いんです。でも、相手が不快にならない自虐にしないとなーとは思います。

ちょっと話が脱線しますが、本の宣伝文句として「日本中が泣いた」とか「衝撃のラスト!」「大どんでん返し」みたいなキャッチコピーが苦手で、もし自分の本に(つかないけど)そんなキャッチコピーがついたら「ハードルあげないで!」と号泣してしまうと思うんですよ。自分に自信がないから、常にハードルは下げておきたい。私の場合はそんな心理が常に働く結果、自虐ネタにつながっているんだと思います。

あくまでも、自分で自分のことを言うときに下げるだけで、人から褒めていただいたりしたときは「いえいえ私なんて」とは言わずに素直に「ありがとうございます!」と返します。だってほんとに嬉しいですし!

自分ちょっと変わってるなって思うのは「アホ」に関しては私の中だけでは褒め言葉に近いイメージで(ちなみに「バカ」ではなく「アホ」だけが該当します。よくわからからないけど「アホ」にはなぜかポジティブ要素を感じてしまう)。もちろんこういう言葉って、自分が自分に対して使うから良いのであって、他人から言われたら落ち込むやつなので気をつけて!

自虐ネタでも人を楽しませることはできるはずで。
目指したいところは「面白い人」なんですけど、これはほんと難しいね。
少女漫画でよくある、イケメンに「おもしれーやつ!」って言われて結果モテる展開みたいなのに憧れてるからかもですね!言われたことないけど!

ちょっと話がずれてきたので戻すと、少しでも自信をつけたくて、いろいろ学んで知識が増えていくと、いかに自分が何も知らないかがわかってくるだけで、何も知らなかったときよりもさらに自信がなくなり、何も言えなくなってしまいます。
知らない時の方が、無責任に言葉を発していたよなぁ。(そして後悔する)

自信をつけたくて学んでいるのに、学べば学ぶだけ自信がなくなるっていうんですから自虐ネタは永遠にくみたからは無くならないと思います。でも「アホのくみた」って言葉は自分的に大好きなので、これからもアホを目指して、せめて凡人からは抜け出し面白い人になりたいです。