母が介護保険更新の認定調査で、要介護3から4になった。
比較的緩やかな進行に思えていた母だけど、ここのところ、認知面の進み方が早いかも……と思っていたので、薄々予感はしていた。
でも、いざ「4」の数字を見ると、あれ? なんかそろそろ心の準備をしなければいけないのかな……と不安になった。
介護度って、緩やかな死へのカウントダウンに見えてくる。
実際そうなんだろうけど……。
要介護2から3の時は、望んでいた事だったので結果を見てほっとした。
詳細はこちらの日記で。
でも3から4は……なんだろう、ちょっと心に重く響いた。
母は、認知面は相当やばいな、と感じているけど、身体的にはしっかりしているので、できることとできないことの差が激しい……というか、デコボコな気がする。
周りを見てみると、だいぶ早くからトイレの失敗が出てくるけど、母はまだ時々失敗する程度。いまだ、布パンツ。介護する側からしたらとてもありがたい。
ロングステイを利用するようになってから、ちょうど1年。
この1年、私は楽をさせてもらったけれど、もしかして頑張って自宅介護をしていたら、進行はもっとゆっくりだったんじゃないか、とか。
家でくつろいで、趣味の時間を楽しんでいると、必ず心の隅っこで罪悪感が産まれる。
母の介護を他に任せて何楽しんでんの?って。
わかってる。
あのまま自宅介護を続けていたら、私の方が倒れていたと思うし、別に母が認知症だって、自分の時間を楽しんでいいって。そう必死に自分に言い聞かせても、やっぱり常に頭の隅で自分を責める自分がいる。
たとえば、今の私と同じような状況の人がいたら「頑張りすぎないで。施設でみてもらうことは悪いことじゃないよ。自分の時間を楽しんで」って心から言うと思う。っていうか、そうアドバイスしたこともある。
自分もそう言ってもらえたことがある。
わかってるんだけど、どうしたってこの罪悪感は消えない。
何をしても、どうしても、これから先、この心の隅にこびりついた罪悪感は消えない。
早くこの世から認知症がなくなりますように。