くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

夜は眠りたい

もうすぐ桜の季節ですね。

タイトルの「夜は眠りたい」は、某「桜ナイトフィーバー」という曲で、夜にライトアップされた桜がたまらず呟く一言、ということで私の中では有名ですが、桜だけじゃぁありません。人間だって、夜は眠りたい。いえ、眠らないといけないのです。

今では24時間営業のお店なんて当たり前になりましたが、24時間営業ということは、私が寝ている間に働いている人がたくさんいるということなんですよね。

確かに、夜遅くに「明日の朝までにあれが必要だった!やっばい!」と気付き、コンビニに駆け込んだ経験が何度かある、うっかり体質の私には、24時間営業のお店はとてもありがたいです。

でもきっと、無ければ無いなりに、なんとかなってしまうだろうし、無いならば無いなりにもっとしっかりと事前に支度をするのであろうし、本来人間が眠りにつく時間帯に、無理にたくさんの人を働かせることはないと思ってしまうわけです。

やはり人間の体は夜に眠らないとおかしくなります。

私の周りにも、仕事などで不規則な生活を強いられ、不眠症自律神経失調症などになって、大変な思いをしている人がいます。そしてお医者さんにいくと「規則正しい生活を」と言われるわけです。

仕事が、それをさせてくれないのに。

若い頃って、夜中に起きてるなんて楽勝でした。

でもそれって若いからできることで、できちゃうけれど、やっぱり体にはよくないわけで、そんな生活を続けていると、自律神経が乱れて体が不調になります。

体の不調で働けなくなれば、また元気な若者がその人の代わりに働き、その若者が働けなくなれば、また元気な若者が……って。それってなんだかなぁ、と思うのです。

そんな私も若い頃は、夜な夜な絵チャに入り浸って、絵を描きながら朝を迎えたり、自宅でしていた仕事が、夕方に依頼がきて、納品が翌日の朝、なんてのがザラだったり。そんな生活も、若かったらなんてこたなく、こなしていたわけです。

でもそれを、今やれ、と言われたらできません。

夜、めっちゃ眠い!起きてられない!

何が言いたいかというと、なんでもかんでも24時間にする必要はないんじゃないかってこと。

夜、開いてるお店が少なければ、夜、きちんと眠れる人が増えるんじゃないかなって。

夜働かずにすむ人が増えれば、夜、開くお店も少なくなるんじゃないかなって。

そうやって少しずつ、夜は眠るサイクルを取り戻していけばいいんじゃないかな。

そういえば、パート先の若い子に、お節の話をしてて

「でもお節って、もともとは保存食だったから、お正月にお店が開いている今は必要性ないよね」

って話をしたら「え!?」ってめっちゃ驚かれました。

「昔は、お正月って、みんなお店閉まってたんだよ。だから、年末に食材いろいろ買い込むの」

言いながら思い出したわけです。

そうそう、そうなのよ。

お店閉まってたのよ!

昔はコンビニだって24時間営業じゃなかったし。

でも別に不便と感じたことなかったなぁ。

それが当たり前だったからかな。

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