くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

マメルリハの中でも最弱!

我が愛鳥、マメルリハのまめが、はじめて病院に行くことになった。
そこにいたるまでの経緯や、病院での様子などを書く前に、まめについて、詳しく書いてみようと思う。

まめとの出会いは、オープンしたてのペットショップ。
ただこのペットショップ、開店してから1、2年ほどで閉店してしまった。

note.com

出会いの詳細は ↑ のnoteを読んでもらうことにして、5年間まめと暮らす間、よそのお宅のマメルリハさんたちをSNS等で拝見するうちに、どうやらうちの子、少しおかしいぞ?ということに気づいた。

もちろん同じマメルリハであっても、個体差はあるし個性もあるし、やっぱりみんな違ってみんな可愛い。
ただ、めっちゃ頭がいいと思っていたまめは、マメルリハの中ではそんなに頭が良いわけではないことがわかり(それともたまたま私が追いかけてるマメルリハたちが賢いのだろうか)、さらにマメルリハ、いや、もっと大きなくくりとして、インコたちが大好きなおもちゃや一部の食べ物が苦手であり、極めつきは超がつく怖がりであることがわかってきた。

そのあたりを、少しずつ蓄積してきた私のマメルリハ知識と照らし合わせて書いていきたいと思う。

 

◆とにかく怖がり
自然界では捕食される側になることが多いのがインコさんなので、臆病であることは当たり前であるともいえるけれど、まめの怯え方は一味違う。
一つずつ、まめが怖がるものを見ていこう。

・小枝
かじるのが大好きなまめなので、ならば自然なものをかじればよかろうと買ってみたけれど、怖がって秒で逃げる。
かじるどころか近づくことさえままならない。
遠くに見えているときは、体を膨らませてめっちゃ威嚇する。そのまま近づけていくと、シュッと細くなって飛んで逃げる。
慣れればかじるかと思い、少しずつ枝との距離を縮め、1ヶ月を過ぎたころからペロッと恐る恐る舐めるところまできたけれど、それ以上の友好関係は築けず、今は威嚇対象となった。

おやつとしてあげているグラスミックスやハーブミックスの中に、細い枝……というか、茎?みたいなものや、少し大きめな葉っぱのようなものが時々混じってるんだけど、それがあるとお皿自体に近づかないので取り除く。

・ヒマワリの種の模様
何を言ってるかわからないだろうけれど、まあ聞いてほしい。
一日3粒だけ、おやつとしてヒマワリの種をあげている。
時々模様が怖いヒマワリの種があるようで、食べようと近づくも、細くなって凝視したのち「いやあああああ」と逃げることがある。その場合、ヒマワリの角度を少し変えたり、ひっくり返して置き直すと、再び近づき何事もなかったように食べる。
別バージョンとして、食べたあとに口から落ちたヒマワリの殻にも、時々同じ現象がおき、「なんか怖いの落ちたいやあああああ」と秒で逃げる。
わけがわからないよ!

・水に浮いた自分の羽
水浴びは基本的に嫌いなのだが、本能に逆らえず時々浴びる。ばしゃばしゃしているうちに、稀に自分の羽が抜け落ち水面に浮かぶことがある。どうってことないくらいめっちゃ小さな羽だ。
しかし「なんか浮いてるいやあああああ」と秒で飛んで逃げる。
なんで!?

・鳥さん用の可愛いおもちゃ
SNS等で、インコちゃんたちが楽しそうに遊んでいるおもちゃを時々買ってみる。
のきなみ、怖がるか、興味を示さないかどちらかである。
はじめに怖がっていたおもちゃは、慣れたのちは興味を示さない対象となる。
故に、鳥かごに設置されているおもちゃは、ただのオブジェと化している。時々怒りのぶつけ先としてつつかれる。

唯一大好きだったブランコは、大好きすぎて毎日のように発情し求愛行動をしてしまうようになったので、泣く泣く取り外した。

・生まれ落ちたばかりの自分の💩
高いところにいるときは下に落ちるので気にならないようだけれど、テーブルや床などで💩をすると、当たり前だけど、まめと💩の距離がめっちゃ近い。生み落とされたばかりの💩をじいいぃーっと見たのちに「いやああああ」とばかりに逃げ出す。
この習性は、私自身に💩がついているかどうかの判断に役立つときがある。
肩にのってまったりしていたまめが、急に動き出し反対側の肩に移るときは、💩をされている。
私の方に飛んできて、頭や肩に乗ろうとしつつ急に方向転換して違う場所に着地するときは、すでに💩がのっている。

・車や自転車のブレーキ音
基本的に窓は閉めた状態が多い我が家だが、それでも外の音は小さく聞こえる。遠くで、キーという車や自転車のブレーキ音が聞こえると、小さい音であっても目をまん丸くして細くなり、首を伸ばして固まる。ついでにめっちゃ震える。
まめは手に包まれてまったりするのが好きなのだが、モフモフ状態で包まれていても、ブレーキ音が聞こえるたびにこの状態になり、手で包んでいるため小刻みに震えているのが私の手にダイレクトに伝わってくる。
一応「大丈夫だよー、怖くないよー」と声をかけるけど、自分が納得するまではモフモフに戻らない。この子、夜とかちゃんと寝れてるのだろうか。
もちろん他にも苦手な音はたくさんあり、カラスや鳥の鳴き声、テレビやパソコンから聞こえるある種の効果音など。あと、家鳴りみたいな「ピシッ」という音にも弱い。

これ以外にも怖いものはたくさんあり、そのたびに細くなって震える。
他のマメルリハさんたちを見ていても、ここまで変なものに怖がる子は少ないんじゃないかなぁ、と思う。
それともみんな言わないだけかな。

◆水が苦手
・水浴び
鳥さんといえば、水浴びが大好きなイメージ。
毎日浴びるものだろうし、なんなら霧吹きでシューッと水をかけてもらって嬉しそうにしている子もSNSで見かける。とにかくみんな楽しそうだ。
うちのまめはというと、まず水を用意していても浴びないことの方が多い。時々、私が水仕事をしているときに飛んで来て、手元までテケテケと降りてくるときは水浴びしたいという意思表示なので、水浴びの用意をすると浴びてくれる。

ただ、浴び方がめちゃめちゃぎこちない。
何歳になってもぎこちない。
しかも浴びてる途中でジジッ!と嫌そうに鳴いたり、浴びながら「いやああああああ!」と窓際まで全力で飛んで逃走するスタイル。
なんというか、浴びてる姿は可愛いんだけど、見ていて楽しそうではない。人間で言うならば「しばらくお風呂入ってないなぁ……でもそろそろ体が汚れて限界だよねぇ……めんどくさいけどシャワー浴びなきゃ……」的な、仕方なく浴びている雰囲気がひしひしと伝わってくる。
霧吹きに喜ぶ他の子を見たので、うちの子もお風呂じゃなくてシャワーなら!と霧吹きを持ち出したら秒で逃げられ、霧吹きが怖かったのかと、まめからだいぶはなして、上空に向け霧吹きを吹き、ふわっとした霧雨を降らせてみたら、水分がまめに到達した瞬間に「いやああああ!!!」と飛んで逃げられた。
その後もいろいろ試行錯誤してみたけれど、怖がるだけなのでやめた。

・水分を多く含む食べ物が苦手
マメルリハの飼い方を調べていくうちに、野菜などからも栄養をとらないといけないとのことで、いろいろな野菜をあげてみた。
インコちゃん大好き代表の、小松菜や豆苗は、何度もトライしてみたけれど、ペロッとしてからいやああああと逃げる。その後は近寄りもしない。
食べてほしくて、刻んでみたり、形をかえてみたり、いろいろ試したけれど、基本的に好きじゃないらしく、ちょっぴりかじる程度までにしかならなかった。
果物なら食べてくれるかも!ということで常備しているバナナをあげたら、実ではなく、筋ばかりをはむはむする。これは大好物。
続いてみかんはどうだ!とあげてみるも、やはり白い筋の部分をはむはむ。これまた大好物。
でもなぜか、ジューシーな実の部分はペロッとしてから「いやあああ」と逃げる。ついでに嘴についた水分を何度も何度も私の手とか服とかあらゆるところにこすりつけて必死に拭き取る。

ということで、基本的に水分を多く含むものが苦手なんだろうなぁという結論に至った。野菜も果物も、インコちゃんが食べれるものはいろいろ試したけれど、ほとんど食べない。
ただ、乾燥した状態なら少しだけ食べるので、毎日の食事に乾燥野菜をいろいろ混ぜている。

例外として、ぶどうはめちゃめちゃ大好きで、みずみずしい実の部分を美味しそうに食べる。ちょっぴり食べるだけで満足しちゃうんだけど。

あと、水分がつくことが苦手なんだろうなぁ~と思う部分。お水を飲んだあとに、シードやペレットを食べると、嘴にそれらがひっつく。
時々、嘴にごはんいっぱいつけてもぐもぐしている子の写真をSNSで見ては「♪ いっぱい食べる君が好き~」なBGMが頭に流れほっこりしちゃうんだけど、うちの子は、ひとつぶでも嘴につこうものなら、めっちゃ首振って、もげるほど首振って、それでも取れないとテーブルの端とか飼い主の服とかタオルとかで拭き拭き拭き拭き。
病的なほどに嫌がる。潔癖か!

◆自然なものが苦手
もうね、これ、鳥さんとしてどうなの?ってくらい、枝とか、葉っぱとか、そういう鳥さんの周りにあって自然なものがとにかく苦手。
前述したように、枝は苦手で、かごの中の止まり木ですら、変えると慣れるまではしばらくおっかなびっくりって感じでとまる。
同じタイプの止まり木を買っても、私には違いなんてわからないのに、まめにはわかるらしくほんと嫌そうにとまる。
加工されたつるんと丸い棒には警戒無くとまるんよねぇ……足の裏に敏感な凸凹センサーが装着されているのだろうか。

下の写真のような、ガサコソ床材っていう、鳥さんがもれなくはしゃいじゃうような環境も、まめの場合、好きなシードがある前提じゃないと入ってくれない。

この中に入るのはお目当てのご飯があるときだけ

 

フォージングな意味で入ってもらってるけれど、基本的に、足に、なんか異物が触れるのが嫌なようで、歩くたびに、足を気にしてちょっと嘴でつくろう、みたいな行動をする。繊細さんか!

そんな感じで「まめにどうかな?」と買ってみたおもちゃの類は、たいていまめに不人気なので、もう最近は振り切って、まめの好きなものばかりで遊ばせている。

ではまめが好きなものはなにか。

ティッシュ
永遠にはむはむしていられる。

・飼い主の服
永遠にかじかじして穴を開けられる。

・レジ袋
シャカシャカ音が大好き!レジ袋の中にいる時がめっちゃ幸せ

・紙類
大事な書類ほど狙いを定めていくよ!

 

そして完成した夢の御殿とおもちゃがこちら!

夢の御殿(遠くから盗撮)
外壁:レジ袋 床材:ティッシュ

 

別荘
ティッシュの箱(中にはもちろんティッシュ

 

戦いごっこ
すでに噛み尽くされボロボロになった洋服の端切れ部分から
これまでの戦歴がうかがえる

 

どうなのこれ!?
でもまめが楽しそうなので、もうこれでいいです。
映えとか全くありません。
夢の御殿にいたっては、近づくものはすべて敵認定されます。
撮影は許可なしに撮るとめっちゃ睨まれます。たまに遠くから盗撮しますがすぐにバレます。

おまけ。
最近の宿敵。動いてるのを見るとどこにいてもすっ飛んでくる。

Q10 ハンドクリームが宿敵

 

というわけで、今回はまめがよそのマメルリハとちょっと違うってとこばかりを書いてみました。
みんな違って、みんないい。
誰もが思っていることだろうけど、とにかく、うちの子が一番可愛い!
(はい、親ばか!)

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