「琴線に触れる」という言葉の意味を、「怒りを買ってしまうこと」と認識している人が増え、本来の意味として使っている人の割合と同じくらいになっているらしい。
中には「性的な意味なので使わない方がいいよ」と言われたという人まで現る。
これはネタであってほしい。
自分も、本来の意味と違う意味として覚えていた言葉はたくさんあり、意味が逆転してしまった言葉がたくさんあることも知っている。
そうして言葉は時代とともに変化していくのは仕方がない部分もあるのだろうけど、「琴線に触れる」という言葉の響きもイメージもとても美しく、私は大好きな言葉だったので悲しい。
日本語にはとても美しい言葉がたくさんあって、使う頻度は少なくなったとしても、その意味は変わらずにそのまま残ってほしいなという気持ちが大きい。
なんて言いながら、私も普段崩れた日本語を使ってしまっているのだけど……。
意味が変わってしまうのはやはり悲しいね。
【今日の言葉】
琴線に触れる：感動や共鳴を与えること
