くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

大きい家具はデメリットしかないのでは疑惑

「家具は小さく掃除しやすい形態のものを選べ!」

若かりし日の自分に全力で伝えたい言葉。

富豪であればおうちが大きいので大きな家具でもいいのだろうけど、狭い部屋に大きな家具を置けばそのぶん部屋は狭くなるんですよ!(当たり前構文)
そして背丈の高い家具は圧迫感がやばい。
食器棚が腰くらいの高さになった結果、狭いキッチンから圧迫感が消えました。
広くなったように錯覚します。(まあ空間は広くなってるわけですが!)
拭き掃除のしやすさも、高さが変わるだけで全然違ってくるんですね。
踏み台に登らなくても拭けるってとても良い。

 

さて、我が家にはもうひとつ大きな家具がありまして。
洋タンス2棹セットです。
これもねぇ、圧迫感半端ないです。
自分の背丈を軽く超えてます。

ここんとこ断捨離が進んで、洋服もたくさん処分したので、タンスの中身がだいぶスカスカになってきました。
どう考えても大きすぎです。

食器棚含め、なんで我が家にこんな大きな家具ばかりあるのかというと、実はこれ、母が購入してくれたものなんですよね。
私も一緒に買いに行ったわけですが、母は「一番いいものを頼む」くらいの気持ちで、とにかく店員さんがすすめるままに、良いものを良いものをと追い求めていました。

すごくありがたかったけど、我が家のどこにそんな大金が!?
って驚いたことを覚えています。(まあ、フェイク貧乏だったわけですけどね)

「そんなに高いのいらないよぉ」と言っても、「こういう時のために貯めておいたの!」と嬉しそうに母が言っていたので甘えることにしたわけですが……。
娘に良いものを!って気持ちが大きくて、そのぶん家具も大きくなっていったわけです。

家具って、家具屋さんで見た時よりも、部屋に入ると何割増しか大きくなりますよね!?
出荷される時に膨張する仕組みですか?
部屋に搬入されたとき、その大きさに圧倒されました。

母の愛が詰まった家具なので、処分するのは忍びないのですけどね……。
でもまあ、私が亡くなったあとは、私でない誰かが処分しないといけないわけですからね……。
食器棚はだいぶ年季が入った見た目になっていたので処分も致し方ない、と思えましたが、タンスはまだまだとても綺麗なので、どうするか迷い中です。

家具が大きいデメリットのもうひとつ。
簡単に動かせないこと。
部屋の模様替えとかできないんですよね。
引っ越してきた時に、プロの手で配置されたが最後、もう動かせません。
処分も簡単にはできません。

でも、物が少なくなれば必要もなくなるので、いつかは処分しないとですね。
家具を買うときは、捨てるときのことを考えてから買おうね。
くみたとの約束!

そういえば、断捨離しているときにタンスから発掘した、母からもらった大入袋。

(セロテープの色合いが時代を感じさせる……裏面には母の名前と金額が書いてある)

まだ母が飲食店でバリバリ働いている時。
頑張った時にもらえる特別手当?みたいなもので、なぜか母はこれを自分で使わず私にくれました。
お小遣いとでも思ったのかな。その頃の私は、もういい大人だったけど。

当時の私は、母が汗水垂らして稼いだお金だと思っていたので、封を開けて使うことができず、結果、もらうたびにタンスに保管してました。
母が亡くなってから、一度封を開けて使おうと思ったのですが、やっぱりなんだか使う気になれず……。再びタンスにしまいました。

どうしようかな。
たくさんあるから、今度姉と兄に会う時、思い出話をしながら渡してみようかな。