くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

リアルの中にひとつ大きなウソをつく

買物したらリアルにお財布忘れて愉快なクミタさんだった今日、良いお天気で暑いくらいでしたね!
こないだ梅雨っぽかったので、梅雨が明けてもう夏ですかね!
有川浩さんの「海の底」を読んでいたら、あ、これなんかあれだよ、同じだよ! って感じだったのでまとめてみました。

まずは感想をサラリ。
先日短編集の「クジラの彼」を読んだばかりだったので、冬原・夏木コンビが出てきただけでワクワクしちゃいました!
けっこう目を覆いたくなるような辛い描写もあるのですが、冬原・夏木コンビが素敵なのと、それぞれ事情を抱えた子ども達の成長が良かったです。
読後感が素敵で、クジラの彼をすでに読んでいたため、あ、やっぱそゆことか!的な感じで、もう一度クジラの彼が読みたくて仕方ないです。

塩の街」「空の中」「海の底」 自衛隊三部作を読んだら、もう一度「クジラの彼」を読むのです!
「クジラの彼」単体でも凄く楽しめたのですが、これやっぱ三部作読んでからの方がいいですね!当たり前ですね!順番間違えてすみません!
海の底のあとがきだったか解説だったかに「小説の前提としてひとつだけ大きなウソをつき、それ以外の部分は徹底してホントでかためるというのが自衛隊三部作の特徴」と書いてあり、これって、まさに自著の「今度君に逢えたら」を書くにあたり、ずっと頭の中にあったコンセプトで!
『リアルの中に、ほんの少しの不思議を入れると面白くなる』 というのは、私の中で編集さんと呼んでいる人の受け売りなのですが、けっこう話を考える時、どこか頭に置いておくありがたいお言葉です。
今回読んだ「海の底」もそうなのですが、私が最近どっぷりはまっている「アルドノア・ゼロ」もまさにそうで。

リアルの中に、ひとつだけ大きなウソ。
「海の底」でいえば「レガリス(巨大甲殻類)」
アルドノア・ゼロ」でいえば「アルドノア・ドライブ」
「今度君に逢えたら」でいえば「タイムリープ遺伝子」
(※こら!名作にさらっと自著を混ぜるな禁止)

しかもこの3作品(アルドノア・ゼロのみ、1クール分ですが)、どれも約1週間という期間で、登場人物の成長が描かれてるんですよね。
(※だから、さらっと名作に自著を混ぜるな危険)

物語で、登場人物の成長を描くのに丁度よい時間って1週間くらいなのかなもしかして。
それともただの偶然?
まぁ、私はただ単に、こうなるでしょ、で、ああなるでしょって時系列に考えていったら六日間になったわけですが。
てかね、こう名作2作品を振り返ってみるとですね、登場人物たちの成長がいいですよね。
麻由美ちゃんとミズキちゃんも私的にはほんのり成長させてるつもりなんですけど、その辺伝わってるといいなぁ……いいですねぇ…… ってくらいじゃダメだよね! 
もっと成長させないと!
なんかここのところ、いいなぁって思った物語と自著とに共通点が多かったので、無謀にも比べてみました。
比べると、あぁやっぱプロは凄いなぁと思うわけです。

というわけで、今回ご紹介した3作品を最後に貼っときますね~♪
(※名作にさらりと自著を混ぜるとは、お主もなかなかの悪よのぉ)

あ! ちなみに冒頭の「お財布忘れて愉快なクミタさん」はホントですよ!