くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

惜しんでいる人は、いまーす!

今回は完全な独り言&気色悪いファンレターのような日記になってしまったので、もしかしたら後に消してしまうかもしれないけれど、このモヤモヤした気持ちを整理するために、やっぱり文章にしてアウトプットしてみることにした。

憧れの人であり、作品のファンでもあり、師匠(私が勝手にそう思っている)であり、そして私の著書の初の紙本を手掛けてくださった杜さんの作品が、いくつか絶版になってしまった。

この経緯は著者である杜さんの判断なので問題はないのだけれど、やはり私の中で名作だと思っている作品をおすすめすることができなくなってしまうのは残念だ。

私は過剰な性的表現が苦手で、アニメなんかでもめちゃめちゃ大好きな作品であっても、性的表現の部分が辛くて、大好きでありながらおすすめすることができずに歯がゆい思いをしている作品がいくつかある。好きと嫌いの混在はめっちゃ辛い。

ただ、杜さんの作品では、そのような思いに至ったことはない。
特に杜さんの作品で初めて読んだ『悪魔とドライヴ』は私の中でいまだ強烈な印象を持っている。ぐいぐいと読ませる筆致、常にヒリヒリとした感情をぶつけられ、胸を鷲掴みにされた。

教師と生徒の恋愛というのは、リアルでは引いてしまう。
私もそうだ。
けれど、私はそう思いながらも、自著でも教師と高校生の恋愛ものを書いているから笑える。いや、笑っていいのか?
自分でもよくわからないのだけれど、創作の中では、わたし的にとても萌える展開になる。
しかし実際、自分の娘、息子が、リアル教師と恋愛関係になったら、その教師にめっちゃ引くと思う。なので、教師と生徒の恋愛というのは、私の中ではファンタジー的な位置づけなのだと思う。

 

時代の移り変わりとともに、その時代の背景に合わなくなってくる作品というのはどうしても出てきてしまう。

人は変化していくものなので、時代や経験とともに書きたいことも変化していくのだと思う。
絶版は悲しいけれど、杜さんには新しい作品をまたどんどん執筆してほしい。
そう願っているファンは、確実にここに一人いますよ!

 

杜さんの本は絶版になってしまうことがあるので、紙で持っておいた方が良いと判断した!

『悪魔とドライヴ』の紙本を持っている私は勝ち組!
(……まあ古い版なのですけどね)
クックック……

 

そして、そんな杜さんの本が、明日発売ですよ!

『ぼっちの帝国』杜昌彦 

 

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