くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

見える世界の解像度

SNSがない時代、人の考えを知るにはその人と対話するしかなかったけれど、今は自分の考えを文章にして全世界に発信することができる。

SNSのタイムライン上では自分が求めていない内容のものも、自分とは全く相容れない考えも、どんどんと目に入るようになる。
私は気を抜くとすぐにネガティブ思考に落ちてしまう自覚があるので、目に入る情報はある程度、自分が心地よくなるものに操作している。以前は反対意見も目に入れなければと頑張っていたこともあるけれど、今は自分を守ることで精一杯だ。

そんな中でも、時々自分と真逆な捉え方をしているツイートがバズっていることがあり、自分の捉え方が間違っているのだろうかと不安になるときがある。そしてリプや引リツを読んでいき、自分と同じ意見の人もたくさんいることで、ほっと安心する。
どちらが正解でどちがが間違いというわけではなく、こういう考え方のすれ違いは、その経験があるかどうかの違いも大きいのだと思う。
人から聞いたり、本を読んで得た知識とは違う、自身が体験した世界。
体験しているかいないかで、見える世界の解像度は全く違う。

この話は何度かしているけれど、どれだけ勉強して知識として情報を仕入れても、一度の体験に勝るものはない。
だからこそ自分が経験したことがないものに関しては、知識とともに、自分がその状況におかれたらという想像力が必要で、人の心に寄り添うためにとても大切なものなのだと思う。