くみた柑のオキラクニッキ

時々オキラク、時々マジメ。基本オキラクだけど、人生ってきっと厳しい。

旅行とは縁がない人生

「一人旅とは移動型の引きこもり」という言葉になるほどな!と膝を打った朝。
皆様おはようご財閥。 

旅には憧れるけど、私は人を誘ってどこかに出かけるということがとても苦手なので、それならば気楽な一人旅をと考えたことはあるけれど、横浜駅内ですら迷子になるほどの方向音痴であるため、そもそも一人で宿にたどり着ける自信も、旅先の訪れたい場所にたどり着ける確信も、そこから再び宿に帰れるのか?という疑問すら湧いてくるので、ならば無理して遠出することもない、というところに落ち着く。
っていうか、家が好き。
一番安心できる場所。

そう言いながら、一人でも一人じゃなくても、旅をして非日常を満喫し、素敵な風景を写真に撮って自分にはできない体験をしている人には、その行動力に憧れの感情を抱いている。
そして、そんな人達が綴る文章を読み、写真を見るのがとても好きだ。
実際の体験には敵わないけれど、疑似体験できてとてもありがたい。

私の人生は、つくづく旅行と縁がないと思っている。
小さい頃は家族で仲良く旅行した記憶なんてないし、中学校の修学旅行は病欠した。
京都・奈良は、今でも一度は言ってみたい場所。

私の人生で最も旅行した時期は、高校卒業からの数年間。
同じクラスの子たちとの卒業旅行、他のクラスで仲が良かった子たちと北海道旅行、兄が企画してくれた母との旅行、その後最初で最後になりそうな海外旅行にも行った。
けれどそこが私の人生の中の旅絶頂期で、その後はその都度理由が変わりながら、旅行に行きにくい環境となる。

もうずいぶん良い歳になってしまったけど、海外旅行のあとは片手で収まるくらいしか行けてない。
行こうと思えば行けるんだろうけど、心から楽しめる状況ではないし、そうまでして行く必要もない。
若い頃は、行きたくても行けないという状況が悔しかったけれど、今は、まあ行きたいけど行ったら行ったでしんどいしな、という引きこもり精神の方が強くなった。
なので、旅のエッセイや写真を家で楽しむという状態が今の自分には合っている。

今抱えている様々な問題から開放されたら、若い頃に思っていた「旅行に行きたい」という気持ちが戻ってくるのかな。
それより今は、外食がしたい。
コロナ禍になってからなかなか行きにくくて、こちらは旅と違って必死に我慢をしている状態。
もう一日三食作る日々に疲れた!
人様に作っていただいた、熱々出来立ての料理が食べたい!
上げ膳据え膳を思う存分味わいたい!

現場からは以上です。

 

旅、というか様々な国や、身近に潜む異文化が楽しめるエッセイ!
めっちゃおすすめです。